雨漏り診断士とは建築にまつわる資格の一つです。
雨漏りの診断も発達しているように思われるかもしれませんが、実際にはプロから素人同然の業者まで存在します。雨漏りの診断は簡単にできることもありますが、原因の特定が大変難しいことも多いのです。
木造軸組工法、プレハブ工法、鉄筋コンクリート造り、ツーバイフォー工法、重量鉄骨造りなど、日本の建築物には様々な工法があります。すると、雨漏りの原因も「穴が空いたら水が漏る」というような単純なものばかりでなく、様々なバリエーションが存在することになります。従来の雨漏り診断の多くは、職人さんが雨漏りの様子を見て、「この辺りだろう」と検討をつけて対処をする、というものでした。
そこで、この事態に対応しようと生まれたのが雨漏り診断士なのです。
雨漏り診断士協会では、雨漏りに関する調査研究の他、教育研修やセミナーを定期的に行っています。そして、雨漏り診断士の登録認定制度を設け、建築に携わる技術者の「雨漏り診断能力の向上」を目指しています。